まず一番初めに覚えた方がいいのは「トイレ」です。
愛犬がトイレを覚えてくれず、違う場所でおしっこやうんちをしてしまう…と悩んでいる飼い主さんも多いと思います。
間違ったしつけをすると、なかなかトイレを覚えなかったり、家でトイレをしなくなってしまうこともあるはずです。
犬がトイレを覚えない原因や失敗する意外な理由、トイレ問題を解決するトレーニングの仕方についてご紹介します。
多くの飼い主さんは、愛犬に「ここがトイレだよ」とトイレを指さしたり、実際にそばまで連れて行って教えているかもしれません。
ですが実は、《目からの情報》だけでは、犬がトイレを覚えるのが難しいです。
これは、愛犬が足の感覚でトイレを覚えようとしている場合と失敗したおしっこしたところにおしっこのニオイが染みついてしまい
嗅覚が鋭い犬は、そのニオイでトイレと判断している場合があります。
”場所”だけでなく、”ニオイ・足の感覚”で覚えている場合
多くの飼い主さんは、愛犬に「ここがトイレだよ」とトイレを指さしたり、実際にそばまで連れて行って教えていませんか?
実は、《目からの情報》だけでは、犬がトイレを覚えるのが難しいです。
愛犬がトイレに失敗する場合は目で見た情報だけでなく、足の感覚やニオイでトイレを覚えようとしているからです。
トイレシートを足で踏んだ感覚と似ている場所、つまり柔らかいマットやカーペットの上でしてしまいます。
これは、愛犬が足の感覚でトイレを覚えようとしている場合です。
嗅覚が鋭い犬は、そのニオイでトイレと判断してしまっているのかもしれません。
【綺麗好きな犬はケージの中でトイレをしたくない】
子犬の頃からケージ内にトイレを設置している場合は実はそれが気になってしまいます。
犬はもともと綺麗好きです。くつろぐ場所・寝る場所であるゲージでは、トイレをしたくないと思っています。「子犬の頃はこの場所できちんとトイレができていた」と思う飼い主さんもいるかもしれませんが、成長していくにつれて綺麗好きになっていく場合もあります。
【トイレ環境が不適切】
ケージ以外であっても、現在トイレがある場所が気に入らないという可能性もあります。
飼い主さんがいいと思った場所でも、愛犬にとっては気にならない場所かもしれないです。犬も人間同様、プライバシーを守れる場所を好みます。そのため、常に人がいる場所ではトイレをしたくないと思っている犬もいるのです。
とはいえ、ドアなどの障害物のせいで自由に行き来できない場所もNGです。
また、犬はクルクル回りながらトイレをする場合が多いため、狭い場所にあるトイレも嫌がる可能性が高いでしょう。
そのほか、光が目に反射するモノが置いてあって落ち着かない、犬の嗅覚でしか感じられないような不快な臭いがする場所であるといったケースも考えられます。
【「おしっこすると怒られる!」と勘違いしている】
愛犬がトイレを失敗してしまったとき、しつけのためにと怒っていませんか?
飼い主さんとしては「トイレではないところで排泄したこと」に怒っているつもりでも、愛犬にとっては「トイレをしたこと自体」を怒っていると勘違いしていることがあります。
トイレをしたあと”しょんぼり”した顔をしていたら「トイレをしたから怒られる」と勘違いしています。
しつけをするのをすることで「怒るは絶対NG」です。
トイレの失敗を解決するためにトイレのトレーニング法を紹介します。
次は、現在のトイレトレーニングについてご紹介します。
愛犬に当てはまる原因を見つけてその原因を取り除いてあげることが大切です。
愛犬も飼い主さんも快適に生活できるよう、トイレトレーニングにしてみましょう。
犬の行動範囲内に、シートと勘違いするものを敷かないようにしてみる
マットやカーペットの上でトイレをしてしまうことが多い場合、まずサークルなどで犬の行動範囲を囲ってみましょう。
そしてそのスペースには、マットやラグなどのトイレシートと似ている感触ものを置かないようにします。
そうすることで、トイレシートの感触だけをしっかりと足で覚えさせるのです。
トイレをしたのを確認してからサークルの外に出してあげる。
サークルの外でトイレをしそうな仕草をしたらサークルに戻す。
繰り返す。
この方法でトイレを覚えてもらいましょう。
とくに子犬の場合《トイレを失敗しない環境》を作ってあげることが大切です。
ただこの方法のデメリットは犬と付きっきりになってしまい大きな時間が必要です。
なので丸一日愛犬と過ごせる時間を作れる時にお勧めの方法です。
ケージの中のトイレにしてくれない場合は、トイレの場所を変える
成犬になってからケージやサークル内でトイレをしてくれなくなった場合は、思い切ってトイレの場所を変えましょう。
新しい場所を決めるポイントは下記の通りです。
●犬が自分で自由に行き来できる
●多くの人の目につかない
●クルクル回れるくらいのスペースが確保された場所
●足元が不安定ではない
●圧迫感を感じない
これらの場所に、トイレを移動させましょう。
トイレの場所を覚えるまでは少し大変かもしれませんが、成功したらたくさん褒めてあげましょう。
そして、成犬の場合はトイレに成功したらおやつをあげて褒めてあげましょう。
失敗しても怒らないで。すぐに排泄物を片付けるようにする
愛犬がトイレを失敗したらつい怒ってしまいそうですが、ここはグッと我慢しましょう。
怒ってしまうと「トイレをしたことに対して怒っている」と勘違いさせてしまうかもしれません。
なのでトイレを失敗したのを伝えるポイントは
「トイレしたことに怒っている」ではなく「ここにトイレしたことに対して困っている」ということを伝えるため、”困った顔”で話すことです。
犬は「人間の困った顔・泣き顔と、笑顔とを判別できる」という研究結果があります。
なのでトイレできた場合はこれでもかというくらい大げさに褒めてあげましょう。
そして、排泄物をすぐに片付けるのは綺麗好きの犬にとって大切です。
トイレに臭いを付けるため、失敗した排泄物をトイレに移動させたり、トイレをして放置するのはNGです。
綺麗好きの犬は《排泄物がある=汚くて嫌な場所!》という印象を持ってしまい、逆効果になることがあります。
サイズが合ってない場合があるからトイレを変える。
トイレを失敗。現在使用しているトイレそのものが愛犬に合っていない場合です。
犬の大きさに対してトイレが小さいと、しっかりトイレを理解していても快適にトイレができる環境ではない。
なので愛犬のしっぽまでしっかりと入るサイズのトイレに変える、
足上げおしっこをしても大丈夫なL型のトイレに変えてあげるなどの対策を取りましょう。
愛犬がトイレを覚えない理由【まとめ】
まずは愛犬に当てはまるトイレを失敗してしまう原因を探りその原因をできるだけ排除しましょう。
急にトイレの回数が増えたりトイレの場所で排泄できなくなった場合膀胱炎など病気の可能性もあります。
いつもと明らかに違う様子がうかがえた場合は、病院に連れていってください。