お手について。
オオカミの習性を引き継ぐ犬にとって前足で触れたり、極力触られたくない肉球を無防備に相手に委ねる「お手」という行動は、飼い主を信頼している証になります。
犬が人に求めている重要なポイントはコミュニケーション。
犬は人と関わる事に対して命をかけていると言っても過言ではないほど人とのコミュニケーションに重きを置いています。
お手を覚えさせるメリットは意外とある。
犬にお手を覚えさせると様々な場面でメリットがあります。
- ・外から帰ってきた愛犬の足を拭いてあげる時
- ・爪を切るとき
- ・ケガをしているから手当てをしてあげたい時
生活の中で必要になる「足を触られる」という行為に慣れさせるのに大切になってきます。
手は簡単な動作ですが、それ故、犬も従いやすいです。
飼い主さんと愛犬の信頼関係を築くうえで非常に大切です。
重要なのは一緒に楽しみながらトレーニングをすることであり、「必ず覚えさせなければならない」と気負いすぎる必要はありません。
しつけは早ければ早いほどいい。
お手に限らず、子犬にしつけを始める時期は「早ければ早いほど良い」です。
そのため、生後何ヶ月からという決まリハありませんのでいつからでもお手のしつけを始めて問題ありません。
早くても生後2ヶ月~3ヶ月頃。
この時期になると十分にしつけのトレーニングを始めることが可能!!
ただ、慣れない環境で一度に様々なしつけを行うと、混乱してしまう可能性もあるので、焦らずゆっくりトレーニングを行うことが重要です。
子犬をお迎えした時は、まずはトイレやおすわりなどの日常に必要なしつけのトレーニングを優先して行いましょう。
それらがマスターできてからお手の練習を始めるといいと思います。
お手の利き手はどちらでも大丈夫です。
お手をするのはどちらの足がいいのか迷うかもしれませんが
答えは「どちらでも良い」です。
犬にも人間同様に利き手なるものが存在するため、愛犬の利き手に合わせてあげるのもいいですね。ただし、毎回指示が異なると愛犬が混乱してしまいます。
「お手は○足から」と統一してトレーニングを行いましょう。お手は「ハイタッチ」や「握手」など、様々な種類の芸の基礎となりますので一貫性を持って行ってください。
「お手」は数ある芸の中でも、比較的簡単に取り入れることができます。遅くても1週間ほどでできるようになります。これには個体差があるものの、しつけや芸のトレーニングを楽しく行うことができれば、愛犬にとって良い遊びや刺激に繋がることもあります。
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https://zoo-planning.com/お手は本当に必要?必要性とメリットのあれこれ/